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防災士登録番号 256577
応急手当普及員 第773号
小田 和史【ラジオネーム ドリオ】
和歌山県出身 現在は大阪
二児のパパ 1983年4月28日生まれ 趣味 車 DIY モノづくり
こんにちは
2024年10月22日23日24日に豊中市消防局でこの3日間で応急手当普及員の資格を取得してきました。この資格は
普通救命講習Ⅰ【180分】
普通救命講習Ⅱ【240分】
普通救命講習Ⅲ【90分】
救命入門コース【45分又は90分】
この4個の講習を教える立場になれる資格です。
今後この資格を通じて助かる人を増やしていこうと思っています。
目次
1.応急手当の重要性
応急手当とは、怪我や急病などの緊急時に行う一時的な処置のことです。
事故や突然の病気の際に、救急車が到着するまでの間に応急手当を行うことで、命を救ったり、後遺症を軽減することができます。
特に心停止や重度の出血などの場面では、応急手当が迅速に行われるかどうかが生死を分ける重要な要素となります。
心停止が起こったときに、応急手当(心肺蘇生やAEDの使用)を行った場合と行わなかった場合では、社会復帰率に大きな差があります。
応急手当を行った場合
- 応急手当、特に心肺蘇生(CPR)やAEDの使用が迅速に行われた場合、社会復帰率は**約10~40%**に達することがあります。
- 特に心停止から数分以内に心肺蘇生が開始され、AEDで除細動が行われた場合は、社会復帰率がさらに高くなる傾向があります。
応急手当を行わなかった場合
- 応急手当が行われなかった場合、心停止から1分ごとに約7~10%ずつ生存率が低下します。
- 一般的に、社会復帰率は数%以下に落ち込むことが多いです。
応急手当の迅速な実施が、生存率や社会復帰の可能性を大きく左右します。
2.応急手当と法的責任
旧総務庁の、【交通事故における市民による応急手当促進委員会】報告書【平成6年3月】によれば、応急手当の実施は、民事上、民法第698条緊急事務管理【他人の身体に対する急迫の危害を逃される行為】に該当し、法律的には悪意又は重過失がなければ、その責任を問われることはないとされている。
また、刑事上も、応急手当の実施は、刑法第37条の緊急避難行為【他人の生命、身体などに対する現在の危機を避けるため、やむを得ずにした行為】に該当し、これによって害が生じても【避けようとした害の程度を超えなかった場合に限り、罰としない】としており、免責されると考えられている。
つまり、住人が善意で行った応急手当については、原則としてその結果を法的に問われることはないと考えられている。
3.救命の連鎖【4個の輪】
「救命の連鎖」とは、緊急時に生命を救うために必要な4つの段階を指します。これらを連続して行うことで救命率が大幅に向上することが期待されます。
心肺停止の予防
心停止の予防とは、様々な傷病による突然の心停止を未然に防ぐ事である。小児では突発的に起こる事故が多いが、注意することで未然に防ぐことができる。
心肺停止の早期認識と通報
緊急事態を早く発見し、すぐに119番通報を行うこと。迅速な連絡が救急対応のスピードを左右します。
一次救命処置
自動体外式除細動器(AED)を用いて、心停止の原因である心室細動を取り除くための電気ショックを行います。
迅速な除細動が生存率を大きく左右します。
二次救命処置と集中治療
救急隊や病院での専門的な救命治療を受ける段階です。病院に着いてからの治療が早く始まることで、さらに回復の見込みが高まります。
4.応急手当の歴史や仕組み
応急手当の歴史は古く、戦場や事故の際に行われていた「応急処置」がそのルーツとされています。
19世紀には近代的な応急手当の概念が確立され、各国で訓練が推奨されるようになりました。例えば、赤十字社の設立によって、多くの人が基本的な応急手当のスキルを学ぶ機会が提供されるようになりました。
現代では、応急手当の標準的な方法がマニュアル化され、誰でも手順を学ぶことができます。心肺蘇生(CPR)、AEDの使用、止血の方法などがその代表例です。
5.応急手当で行うべきこと
応急蘇生の手順
①安全確認
・まず、周囲の安全を確認します。自分や周りの人が安全な場所であることを確かめてから行動します。
②反応の確認
・倒れている人に声をかけたり、肩を優しく叩いたりして、反応があるかどうかを確認します。
・反応がない場合、すぐに次のステップに進みます。
③119番通報とAEDの手配
・反応がない場合は、周りの人に119番通報を依頼し、「AEDを持ってきてください」と指示します。
・もし一人で行っている場合は、できるだけ早く119番に通報し、その後に心肺蘇生を開始します。
④呼吸の確認
・傷病者の胸とお腹を見て、普段通りの呼吸があるかどうか確認します。正常な呼吸がない場合、または呼吸が異常な場合(断続的な呼吸やうめき声など)、心肺蘇生を開始します。
⑤胸骨圧迫(胸部圧迫)
・傷病者の胸の中央に手を置き、片方の手をもう一方の手の上に重ねます。
・両肘を伸ばし、体重を使って胸の中央を5cm以上押し下げます。
・1分間に100~120回の速さでリズミカルに圧迫します。圧迫と圧迫の間にしっかり胸が元の高さに戻るようにします。
⑥人工呼吸(オプション)
・人工呼吸を行う場合、胸骨圧迫30回ごとに人工呼吸2回を行います。
・傷病者の鼻をつまみ、口を覆って息を吹き込みます。胸が上がるのを確認し、約1秒間かけて息を吹き込みます。
・人工呼吸が苦手、または訓練を受けていない場合は、胸骨圧迫のみを継続して行います。
⑦AEDの使用
・AEDが到着したら、電源を入れ、音声ガイドに従ってパッドを傷病者の胸に貼ります。
・AEDが分析を行う際は、傷病者に触れないようにし、ショックが必要と判断された場合は、指示に従ってショックを行います。
・ショック後は、再び胸骨圧迫を再開します。
⑧救急隊が到着するまで続ける
・救急隊が到着するか、傷病者が反応を取り戻すまで、胸骨圧迫と人工呼吸を繰り返します。
まとめ
今回の講習を受けてみて本当に応急手当の大切さが理解できました。
実際に事故や病気で心停止した時に大切なことは病院に搬送されるまでがその後の社会復帰などにも影響する事が分かった事が大きい。
実際にそういう場面にでくわした際には、勇気をもって応急処置をおこなってもらいたいです。
その為にも日頃から勉強しておくことでいざという時に勇気がでるはずです。
それにAEDマップというマップ上にAEDが置いている場所が載っています。概要欄に掲載しておきます。
応急手当の講習などを受けているのと受けていないのでは雲泥の差です。これから生きていくうえで必要な知識です。
備えあれば憂いなしです。
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