収れん火事??なにそれ?

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お題:「収れん火事」— 意外と知らない光のトラップ!

皆さんこんにちは!
今日は、知っているようで意外と気づかない「収れん火事(しゅうれんかじ)」について詳しくお話しします。
油断していると、思わぬ火災の原因になるかもしれません。
最後までしっかり聞いて、対策をバッチリ頭に入れてくださいね!

1. そもそも「収れん火事」って何?

「収れん」とは「光や熱が一点に集中すること」です。収れん火事は、太陽の光が鏡やレンズ、ガラスなどの反射物を通じて一点に集まり、その熱が燃えやすい物に引火して起こる火災のことです。

例えば、小学生の頃に虫眼鏡で太陽光を紙に当てて燃やす実験、覚えていませんか?あれが「収れん」の原理です。つまり、身の回りの意外なものが虫眼鏡のような働きをしてしまうんですね。

2. 収れん火事の歴史と事例

古代から知られた「光の力」

  • 古代ギリシャのアルキメデス
    なんと紀元前3世紀、古代ギリシャの天才数学者アルキメデスは、鏡を使って敵の船に太陽光を集め、燃やしたという逸話が残っています。これは「収れんの力」の原点とも言える話ですが、歴史のロマンを感じますよね。

日本での事例

  • 1970年代以降、住宅地や店舗で「収れん火事」が報告されるようになりました。特に冬場の乾燥した季節に多く発生しています。
  • 事例1:置き忘れた鏡
    鏡やガラスの置き場所が悪く、強い日光が反射してカーテンや布団に引火。
  • 事例2:ペットボトルの水
    夏場、透明な水入りペットボトルが光を集めて、机の書類が燃えかける事故が発生しました。
  • 事例3:スマホ画面の反射
    最近では、スマホやタブレットの画面が光を反射して引き起こす危険も指摘されています。

3. 収れん火事が起こりやすい条件

収れん火事は、次の条件が揃うと発生しやすくなります:
1.強い太陽光
 晴れた日の太陽光が反射・屈折することで、光が一点に集中します。冬場でも油断は禁物です!
2.レンズや反射物
 ・鏡、窓ガラス、水槽
 ・透明な水入りペットボトル
 ・スマホやタブレットの画面
 ・クリスタルやガラス製の置物
3.近くに可燃物がある
 ・カーテン、布団、新聞紙、ティッシュペーパーなど、燃えやすいものが光の集まる場所に置いてあると危険です。

4. 収れん火事の対策方法

「こんなことで火事?」と思うかもしれませんが、ちょっとした注意で防ぐことができます。

  1. 反射・屈折するものを窓際に置かない!
    鏡、ガラス製品、ペットボトルなどは、光が反射しない場所に移動しましょう。
  2. カーテンや家具の配置を工夫する
    窓の近くにカーテンや布製品など燃えやすいものを置かないことが大切です。
  3. 遮光カーテンやブラインドを活用する
    日差しの強い時間帯は、カーテンを閉めるだけで収れんのリスクを軽減できます。
  4. ペットボトルや透明容器は直射日光を避ける
    特に水入りペットボトルは注意!光を屈折させる働きがあるので、窓際に置かないようにしましょう。
  5. スマホやタブレットも置き場所に注意
    光が画面に反射して収れんすることもあるので、直射日光の当たる場所には置かないこと!

5. もし収れん火事が発生したら?

  • 初期段階なら消火器を使う
    小さな火なら消火器で消しましょう。火が広がっている場合は、すぐに避難して119番通報を!
  • 火災報知機や防炎グッズの設置
    事前に防災グッズを備えておくことで、万が一の時にも素早く対応できます。

6. 収れん火事の予防策

収れん火事は、たった1本の光が原因で大きな火災になる可能性があります。

  • ガラスや鏡を窓際に置かない
  • 遮光カーテンやブラインドを活用する
  • ペットボトルやスマホの置き場所に注意する

このラジオを聞いた後、ぜひお部屋の中を見渡してみてくださいね!
「収れんの落とし穴」、しっかり気をつけて火事を未然に防ぎましょう!

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