地震のメカニズム

今回は自然災害の中でも記憶に残る地震を題材にしていこう。
さて地震はなぜ起こるのでしょうか?
まずはどういった原理で地震が起こっているのかを解説していきます。

今も動き続ける地球の表面

地球の表面は、厚さ数十〜200kmのプレート(岩盤)で覆われていて、それは海や陸など十数枚に分かれています。海の下では新しいプレートが生まれ、年間数センチメートルの速さで広がり、陸のプレートに押し寄せます。海のプレートは陸のプレートより重いため、その下に潜り込みます。このとき、プレートにひずみがたまり、それが限界に達すると亀裂が入ったり大きく動いたりします。これが地震です。地震が起こるとひずみはいったん解放されますが、プレートの動きは止まらないため、ひずみが再びたまり、地震が繰り返されます。

日本列島は海と陸の4枚のプレートがぶつかる場所にあります。東北日本には年間約10センチメートルで動く太平洋プレートの力がかかり、西南日本には太平洋プレートと年間約4センチメートルで動くフィリピン海プレートの力がかかっています。これにより、日本はほぼ東西から北西—南東方向に押されていて、世界でも地震が多い国となっています。

海と陸のプレートがぶつかる場所は「海溝」と呼ばれる深い溝になっており、ここで起こる地震が「海溝型地震」です。陸のプレート内の弱い部分がずれて起こる地震は「活断層地震」と呼ばれます。

地震の発生は、以下の例え話で説明できます

プレートはクッキーの板プレートをクッキーの板に例えると、その板がバターの上を動いているようなものです。

応力の蓄積 プレートが動くことで境界に応力(ストレス)が蓄積します。この応力が溜まるのは、クッキーの板がゆっくりと動きながら、力がかかっている状態に似ています。

破壊と放出 応力が限界に達すると、クッキーが割れるようにプレートが急に動きます。この動きが地震を引き起こします。

出典元:内閣府防災情報のページ

地震の種類と特性 

1.   直下型地震**: 震源が浅く、都市部直下で発生。建物の倒壊などによる被害が大きい。

2.   海溝型地震**: プレートの沈み込み帯で発生する。津波を伴うことが多い。

3.   活断層型地震**: 地表にある断層の動きによって発生する。地表に断層が現れることがある。

世界での巨大地震の被害と歴史

1556年**: 中国の華県地震、死者83万人。

1906年**: サンフランシスコ地震、火災による被害が甚大。

2004年**: インド洋大津波、死者23万人。

2010年**: ハイチ地震、死者約22万人。

2011年**: 東日本大震災、死者約1.85万人。

地震から得られるメリット5選

1.防災技術の進化により耐震構造や早期警報システムが発展。

2. 防災教育の普及 地震に対する知識と避難訓練が普及。

3.社会の連帯強化 災害時の助け合いにより、コミュニティが強化。

4.研究の発展 地震学や地球科学の研究が進む。

5. 経済的な産業育成  防災関連産業が発展し、経済に貢献。

地震にフォーカスした映画

1.『日本沈没』                       (2006年) 日本が地震と津波により沈むというフィクション。

2. 『インポッシブル』           (2012年)2004年に起こったスマトラ沖地震の実話

3. 『カリフォルニアダウン』(2015年) カリフォルニアで大地震を描くハリウッド映画

4.『唐山大地震』                    (2010年)1976年に起こった唐山大地震を題材に

5. 『TSUNAMI』                     (2009年)2004年に起こった大津波

  

これらの映画は、地震の影響や人々の反応を描くことで、地震の恐ろしさと対策の重要性を伝えています.

注意※【実際に被害に遭われた方やトラウマなどがある方はご遠慮ください】

まとめ

少し怖がらせる様な内容にはなってしますが、日本に住んでいる限り災害からは逃げる事は不可能です。
しかし災害が起こる事で今の日本の技術や知識や志しに繋がっていると思えば納得できるのではないでしょうか。
災害というものは、正しい知識と備えがあれば十分な対策がとれるものです。
だからこそ防災意識が大切です。

備えあれば憂いなし

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